ヒマラヤ稲葉学校と手をつなぐ会会報 第1号 1999年10月30日 発行
【イナバスクールの運営報告】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
稲 葉 耶 季


ヒマラや稲葉学校の子供たちと
沖縄カトリリワ中学の皆さんガ贈つた楽器を演奏しこいる稲葉さん

 人口3,000人の村には村立の小学校がひとつありますが、
貧困者層のために1997年秋、小学校を開校しました。
1 学級からはじまり、昨年7月と今年7月にそれぞれ1学 級
ずつ新入生が入学してきましたので、現在3学級。
1 学級の平均生徒数は約35名なので、現在の人員は約100
名です。
来年と再来年にそれぞれ1学級ふえて、最終的に は5学級
になります(インドの小学校は5年制)。
 職員は、現在教員3名と用務員1名、それに毎週1回、監督
に来てく れる人がいます。
 教室は村の入り口にある建物を借りていますが、3室しか
ないので、 来年新入生が来たら教室が足りません。そこで、
来年7月までに、近く の土地を鰐入して校舎を建築すること
を計画しています。設計図もでき ています。

 教科は公立学校と同じ4科目。現在、普通の私立学校とし
て認可されるよう手続き中です。

3年間の実績が認められれば認可され、卒業生は小学校卒業資格を得られる
こととなり、教職員の人件費は州から支給されるようになります。
 本校には、この村だけでなく、近隣の村のこども達も来ています。
教育内容が充実しており生徒の学力が高いというので、 入学希望者が沢山
いるとのこと。
その最大の理由は、よい先生に恵まれたことでしょう。 教員はみな大学院の
卒業生で、この村の出身者です。
インドは今就職難なので、よい人材を得るのが容易なのです。

公立校から転校したいとの希望者もあるようですが、 貧困であることが条件
なので、 そうでなければ受け入れない方針です。
近くにある大都市デラドゥンでも多くの人がこの学校のことを知っています。
 現在、運営の予算は、今年の場合は年間37.5万円。 内訳は人件費27万円、
賃量3万円、教科書学用品備品など4.5万円、雑費3万円となっています。
8月に参観にいったときに、金銭出納帳、預金通帳、生徒名簿、業務日誌など
を全部見せてもらいました。
学校創設以来の教員であるクマール先生は、教育だけでなくこのような事務
処理能力も大変すぐれており、 信頼できる先生です。
 こどもたちの学力はどんなものかと教材を広げて英語を読ませると、6、7歳
の生徒が英語の単語を読み、ヒンデイ語に訳してくれました。
また、英語の単語を書くこともできます。みんなとても真面目に勉強している
様子です。  
沖縄カトリック中学校のみなさんから寄付していただいた楽器をみんなが手に
持って、きらきら星を合唱しました。 みんなとても楽しそうです。
先生も生徒も、リコーダーやピアニカを見るのも弾くのも初めてという感じでした。
しかし、きっとすぐうまく演奏するようになるでしょう。
中学生の皆さん、本当にありがとう。
     
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